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アタリVCS『E.T.』の埋葬は無かったんだ論 [レビュー]

国内ではアタリ・ショックとして知られる1980年代初頭のAtariに関する凋落ですが、この事件を象徴する都市伝説として知られるAtari 2600版「E.T.」のカートリッジ埋め立てに関する真偽が発掘調査を伴うドキュメンタリー作品として検証されることが明らかになりました。
数百万本が埋められたとされるAtari 2600版「E.T.」の都市伝説を発掘調査するドキュメンタリーの制作が決定 (doope!)

(関連記事)
米アタリ社「ビデオゲームの墓場」の真実は…埋立地の発掘捜査に許可(AP)  (エキサイトニュース)
A film company poised to search for 'worst video game ever' in Alamogordo (Alamogordo Daily News)*1

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アタリショック論(4) More Games, More Toys [レビュー]



* ”More Games, More Toys” (もっとゲームを、もっと玩具を)

トイザラスのテレビCMのジングルより(上の動画の0:25)。ちなみに、0:17に登場するビデオゲームは、アタリVCS対応ソフト『E.T. The Extra-Terrestrial』。

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アタリVCSサードパーティ列伝 その2 (パーカーブラザーズ、フォックス、アポロ) [レビュー]

アタリVCSサードパーティ列伝 その1 (アクティビジョン、イマジック)

 その1に引き続き、11月4日にゲームレジェンド17で頒布される同人誌『わかる!ATARI2600 発掘編』より、VCSのサードパーティ紹介記事を先行公開させていただきます。社会人としてステップアップするためにも、この機会にVCSサード各社の代表作を是非とも押さえておきましょう(←うそ)。
 お買い求めは、サークルスペース番号13-bのBucket Brigadeまで!

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アタリVCSサードパーティ列伝 その1 (アクティビジョン、イマジック) [レビュー]

Bucket_Brigade.jpg 「VCS(ATARI2600)にサードパーティが大量参入し、粗悪なゲームソフトを濫造した」――いわゆるアタリショックと呼ばれる市場崩壊の説明でよく目にする一文です。

 確かに1981年から1984年にかけて、VCS市場に30社を超える多数のサードパーティが存在したことは一面の事実と言えます。しかし、単純にして根本的な疑問を(今この文章を読んでいる)あなたにお聞きしたい。あなたはVCSのサードパーティを5つ以上言えますか?あるいは、「粗悪なゲームソフト」の名前をいくつ挙げることができますか?アタリショックという言葉の認知度に比べると、我が国ではその内実たるサードパーティに対して、「ちょっと腕のある人は誰でもゲームを作ることができた」などといった憶測や印象論で語られる程度に留まっており、黙殺に等しい扱いを受けているように思えます。

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偏愛ゲーマー的書評 『ニンテンドー・イン・アメリカ』 [レビュー]

ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力

ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力

  • 作者: ジェフ・ライアン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2011年12月に発行された本をいまさらご紹介。著者のジェフ・ライアン氏は主にWEBメディアで活動しているゲームジャーナリスト。
今年の頭にかけて、一時amazonでは品切れになっていましたが、現在は在庫が復活しているようです。

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アタリショック論appendix NHKスペシャル『新・電子立国』を検証する [レビュー]

■前回の記事はこちら
■アタリショック関連記事のまとめはこちら

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新 電子立国「ビデオゲーム」 (YouTube)
新電子立国 ビデオゲーム④ (ニコニコ動画)

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アタリショック論appendix 1982年12月8日に何が起きたのか [レビュー]

■前回の記事はこちら
■アタリショック関連記事のまとめはこちら

 WCI社(筆者注:ワーナー・コミュニケーションズ)は八十二年十二月、アタリ社家庭用の急激な業績悪化を示す第四・四半期(十 - 十二月期)の業績予想を発表したことで、その株価が暴落した。米国家庭用市場が急激に後退し始めたのが原因で、ニューヨーク証券取引所で語り継がれることになる、「アタリショック」が起こったのだ。

―― 『それは「ポン」からはじまった』 (05年)[1]


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アタリショック論(3) 1983年のピットフォール [レビュー]

pitfall.jpg
Atari 2600 - Pitfall! (AtariAge)

 『ピットフォール!』は信じられないほど斬新で、アクティビジョンの名を一躍知らしめんばかりの独自性と高いプレイ性を有したゲームである。疑いの余地なく、おすすめだ。

―― 『Electronic Games』82年12月号のレビューより


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アタリショック論(2) サードパーティの誕生 [レビュー]

 私がジム・レビーと出会ったのは、1980年1月にラスベガスで開催された家電見本市だった。彼はアラン・ミラー、ボブ・ホワイトヘッドと共にアクティビジョンの設立を発表したのだ。
 私は、彼を愚かだと思った。
 既にアタリ自身が数多くのゲームソフトを供給しているのに、さらにゲームを必要とする消費者が居るとは想像できなかった。消費者はアタリのゲームとアクティビジョンのゲームを、グラフィックで区別することなどできないだろう。そして、今までに聞いたことがないメーカーのゲームに、小売価格で3~5ドル余計に支払う者が居るとは思えなかった。

―― マテル・トイ社のマーケティング担当重役を務めたマイケル・カッツの回想
[1]


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アタリショック論(1) 「アタリショック」とVideo Game Crash [レビュー]

No single event caused the crash, just as no single event sank the Titanic.
タイタニック号が沈没した原因が一つではないように、市場崩壊の原因は一つではない。

―― 『Classic 80's Home Video Games』 (08年)


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