アタリショック論序説 [レビュー]
ビデオゲーム産業の形成過程を考察する上で、1980年代のアメリカに起きた家庭用ビデオゲーム市場の急激な崩壊は特筆すべき出来事である。
テレビ受像機を利用する据置型家庭用ビデオゲーム機の歴史は、1972年にマグナボックス社より発売されたオデッセイに遡る。
以後、70年代から80年代初頭にかけて、高い成長性と収益性を予見した企業が数多く参入し、技術開発と販売競争を積極的に推し進めた。その結果、家庭用ビデオゲーム産業は、単なる娯楽玩具の域を超えた一大産業へと発展していく。
テレビ受像機を利用する据置型家庭用ビデオゲーム機の歴史は、1972年にマグナボックス社より発売されたオデッセイに遡る。
以後、70年代から80年代初頭にかけて、高い成長性と収益性を予見した企業が数多く参入し、技術開発と販売競争を積極的に推し進めた。その結果、家庭用ビデオゲーム産業は、単なる娯楽玩具の域を超えた一大産業へと発展していく。
WIRED.jpのアタリVCSプロトタイプ記事について [レビュー]
○アタリ・ヴィデオ・コンピューター・システム – ザ・プロトタイプ20世紀が見た夢
WIRED.jpにて、アタリ社が1977年に発売した家庭用ゲーム機、ビデオ・コンピューター・システム(VCS)のプロトタイプが紹介されています。
WIRED.jpにて、アタリ社が1977年に発売した家庭用ゲーム機、ビデオ・コンピューター・システム(VCS)のプロトタイプが紹介されています。
「ゲームになった映画たち」に紹介されなかった映画ゲーム 【後編】 [レビュー]
ゲームになった映画たち 完全版 (GAME SIDE BOOKS) (GAMESIDE BOOKS)
- 作者: ジャンクハンター吉田
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 大型本
前編の続きです。
今年の3月末に発売された「ゲームになった映画たち 完全版」。その掲載から惜しくも外れているビデオゲームをさらに2本ご紹介します。
【注意!】
今回のエントリーで2本目に紹介しているゲームには、映画の結末のネタバレが含まれています。未見の方は、映画のタイトル名を確認した時点で引き返すことをおすすめします。
「ゲームになった映画たち」に紹介されなかった映画ゲーム 【前編】 [レビュー]
ゲームになった映画たち 完全版 (GAME SIDE BOOKS) (GAMESIDE BOOKS)
- 作者: ジャンクハンター吉田
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 大型本
今年の3月末に発売された「ゲームになった映画たち 完全版」を読了しました。
シネマゲーム―――すなわち映画版権に基づいて制作されたビデオゲームを一冊にまとめあげた研究本です。フルカラー256ページ、紹介されている映画のタイトル数はのべ400本以上にも及びます。
オトナファミ付録『家庭用ゲーム機完全図鑑―昭和編―』 [レビュー]
任天堂の山内前社長は、「他社が三年間真似できないゲーム機を作れ」と言ったのか? [レビュー]
○社長が訊く「スーパーマリオ25周年」 ファミコンとマリオ篇
またしてもblogで取り上げるのが遅くなってしまいましたが(いや本当に申し訳ありません)、任天堂公式WEBサイトの"社長が訊く「スーパーマリオ25周年」"で、上村雅之氏と今西紘史氏へのインタビューが公開されています。
ファミコンの歴史的成功を支えたお二人の登場ということで、非常に読み応えのある内容でした。
またしてもblogで取り上げるのが遅くなってしまいましたが(いや本当に申し訳ありません)、任天堂公式WEBサイトの"社長が訊く「スーパーマリオ25周年」"で、上村雅之氏と今西紘史氏へのインタビューが公開されています。
ファミコンの歴史的成功を支えたお二人の登場ということで、非常に読み応えのある内容でした。
「ドンキーコング」が画期的なアーケードゲームであった本当の理由 [レビュー]
○宮本茂のゲーム哲学(1) なぜ、マリオにヒゲがあるのか?
○宮本茂のゲーム哲学(2) ゲーム作りに必要なセンス ー「スーパーマリオ」制作秘話
esu-kei_textさんを批判しようと思う。
上記のエントリーに関しては、既にフリーゲームデザイナーの岩崎啓眞さんが疑問の声を挙げられています。
○疑わしい「スーパーマリオ」制作秘話 (Colorful Pieces of Game)
○宮本茂のゲーム哲学(2) ゲーム作りに必要なセンス ー「スーパーマリオ」制作秘話
esu-kei_textさんを批判しようと思う。
上記のエントリーに関しては、既にフリーゲームデザイナーの岩崎啓眞さんが疑問の声を挙げられています。
○疑わしい「スーパーマリオ」制作秘話 (Colorful Pieces of Game)
「ファミコンは自信なかった」――ファミコンの生みの親・上村雅之氏が語った"遊びの原点" [レビュー]
(インタビュアーより、ファミコン開発当時に考えていたことを問われて)
上村――正直いって自信は全くありませんでした。そのときの僕のノートには、はっきりと「これは売れない機械や」と書いてあるぐらいですから。当時は『ゲーム&ウォッチ』が隆盛を極めていましたので、その持ち運べるという長所ばかりが目立って欠点は見えてこない。だからテレビゲームのほうは意外と欠点が目立って長所が見えてこない……というふうにウルトラ弱気な感じでね、着手していたと思いますね(笑)。
上村――正直いって自信は全くありませんでした。そのときの僕のノートには、はっきりと「これは売れない機械や」と書いてあるぐらいですから。当時は『ゲーム&ウォッチ』が隆盛を極めていましたので、その持ち運べるという長所ばかりが目立って欠点は見えてこない。だからテレビゲームのほうは意外と欠点が目立って長所が見えてこない……というふうにウルトラ弱気な感じでね、着手していたと思いますね(笑)。
偏愛ゲーマー的書評 「エミュレータ研究室2010」 [レビュー]
エミュレータ研究室2010 INFOREST MOOK (INFOREST MOOK PC・GIGA特別集中講座 367)
- 作者: MMK International
- 出版社/メーカー: インフォレスト
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 単行本
月刊「PC-GIGA」誌が毎年発行しているエミュレータ年鑑。本誌の掲載記事の再録に加えて、膨大な数のエミュレータ情報が一冊の中に収められています。
本年度版は2010というキリのよい数字にちなんで"大増ページのプレミアムエディション"とのこと。確かに表紙が金色で、いつになく高級感がありますね(笑)。
「スペランカー」のデザイナーが作ったホラーゲーム [レビュー]
スペランカー アンソロジーコミック (CR COMICS DX)
- 作者: COMIC RUSH編集部
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2010/02/06
- メディア: コミック
我が国では元々1985年12月にファミコンで発売された作品なわけですが、24年の時を経た今でもなお多くの人に愛されていることを痛感します。
操作性が悪い上に落下判定が厳しいというクソゲー的な要素をもつ一方で、広大な地下洞窟を踏破するアクションゲームとしての"核"がしっかりしているからこそ長年に渡って支持されているのでしょう。