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『大奥記』を60時間プレイした感想 & 最近購入したゲームについて [大奥記]

大奥記

大奥記

  • 出版社/メーカー: グローバル・A・エンタテインメント
  • メディア: Video Game

PS2『大奥記』、ファーストインプレッション
『大奥記』がジワジワ面白い件
ずいぶん時間が空いてしまいましたが、改めて『大奥記』の感想を書きます。
発売日前日の6月4日にフラゲして以来、一日平均4~5時間プレイ。結局、真エンディングを見るまで10日ほどかかりました。葉月と弥生のシナリオ分岐条件がどうしてもわからず、最終的にネットの攻略情報に頼っています。それ以外は自力でゲームを進めました。

その後も2周目を遊んでいたりと、累計時間にして60時間以上『大奥記』をプレイしていることになります。
これは、"世界で最も『大奥記』を応援してきたブロガー"改め、"世界で最も『大奥記』をプレイしているブロガー"と名乗らせて頂いても過言ではない数字ではないでしょうか?(笑)

そんな冗談はさておき、クリア後の感想に移ります。まず公平に言ってこのゲームは非常に難点が多い。
読み込みの多さ、カメラ視点の悪さ、一日の途中でセーブできないなどユーザビリティに関しては最低の部類に属します。さらに、演出不足なイベントシーン、「これkら」を筆頭にあまりに誤字が多いテキスト、自室の机貫通など2年も発売を延期したとはとても思えないクオリティです。

そんなゲームにどうして僕が60時間も費やしてしまったのかというと、それは先日のエントリーでも書いたように「まるで20年前のADVをプレイしている」かのような感覚が忘れられないからです。自称、「偏愛レトロゲーマー」としては、この作品を肯定的に評価せずにはいられません。

誤解を恐れずに言えばこの『大奥記』は、『ミシシッピー殺人事件』とか『たけしの挑戦状』を許すことができるのと同じくらいの程度に忍耐力と寛容さを求められます。
そういった、プレイヤーの「ゲームを面白がる能力」を問われる作品だと割り切ることができれば、自ずから楽しみ方は見えてきますね。

加えて、「奥入りしてたった5ヶ月で側室ってありえね~」、「つうか“大奥総取締役”って、史実上は存在しない役職なんだよね」、「あと、12月のシナリオって江島生島事件が元ネタだよね?」とツッコめる程度に、実際の大奥について知っておくべきです。ドラマシリーズの大奥すら見たことが無いような人間は、はっきり言ってお呼びではありません。
さすがに、「御犬子供のやえちゃんとちゅっちゅしたいよぉ~」とか言い出したら危ない人ですが(笑)

…以上、かなり強引な理屈で『大奥記』を擁護してみましたが、やはり発売を2年間待った人間としてはグローバル・エースにどうしても文句があります。
それは、当初に公表されたフリーシナリオ的な「権謀術数SLG」という基本コンセプトが完全に無かったことになっているからです。

『大奥記』男子禁制の場で行われる女たちの骨肉の争い!
『大奥記』 御天守の祟りを紹介! (from ファミ通.com)

事前に予告した仕様を実現できなかった―――この一点だけでも、僕は発売元のグローバル・エースを許すことができません。
そういうわけで、ファミ通クロスレビューの13点という数字は極めて妥当だと個人的には思います。いつもこれくらい切れのあるレビューを書いてくれたらいいんですけどね(笑)。



タイムホロウ 奪われた過去を求めて

タイムホロウ 奪われた過去を求めて

  • 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
  • メディア: Video Game

Amazonのバーゲンセールにて、44%引きで購入。(現在では元の価格に戻っています)
「過去を修正することができるペン」という設定は文句のつけようが無いほどDSにマッチしていますし、魅力的な登場人物や謎の多いストーリー、効果的なアニメムービーなどプレイヤーを飽きさせないように作られていることはよく分かります。
…ですが、このゲームは決定的に物足りない!それは、8~10時間程度でクリアできてしまうボリュームの少なさだけが原因ではありません。

なんというかこの『タイムホロウ』って、“余裕”があまりにも少なすぎるんですよね。
ストーリーは性急に進むばかりで説明不足が目立ちます。登場人物たちも、もっとバックグラウンドを丁寧に描くことができるはず。謎解きにしても、あっさりとしすぎてます。無駄にテキストを増やせと言いたいわけではありませんが、淡白すぎる印象を感じました。

あまりにプレイヤーにストレスを感じさせないよう配慮した結果、質・量ともに充足感の少ない作品に成り下がってしまっているんです。これは、僕が同時期に『大奥記』をプレイしたからという理由もあるのでしょうが(笑)。
でも、ADVってもっと「不親切」でいいと思うんです。微妙にわかりにくい例えですが、オリジナル版『オホーツクに消ゆ』のニポポ人形トラップ並みのハマリがあってもいいじゃない!こういうのって少数意見なのかな?



ぼくらのテレビゲーム検定 ピコッと!うでだめし

ぼくらのテレビゲーム検定 ピコッと!うでだめし

  • 出版社/メーカー: ナムコ
  • メディア: Video Game

発売日に購入。現在プロ級までクリア、ゴールドメダルは58枚です。
「なぜパックマンが無いんだ?」とか「なぜドラスピがFC版なんだ?」とか「なぜレースゲームがポールポジションじゃないんだ?」とか色々不満もありますが、80年代を知るレトロゲーマーなら間違いなく懐古心をくすぐられる内容ですね。お手軽なミニゲーム集としても悪くない出来です。

個人的には、「スタートボタンを押せ!」、「シオナイトと合流しろ!」、「ばあす、かけふ、おかだで三連続ホームランを打て!」、「マイクに向かってナムコと叫べ!」みたいなネタ問題が欲しかったなぁ(笑)

ちなみに、このゲームをプレイする人が確実に見逃すのが、レースゲームの必須テクニックとなるスタートダッシュです。“ひよっこ級”でしか教えてくれないので要確認のこと。
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