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新携帯機・ゲームボーイミクロの値段は高いか? [PC・ハードウェア]

任天堂、「ゲームボーイ ミクロ」9月13日に12,000円で発売 (from GAME Watch)
ゲームボーイミクロ、日本では9月13日発売――本体カラーが5種類、3つのマリオと同時リリース (from IT Media)

E3 2005で電撃的に発表された任天堂の新しいGBA互換機、『ゲームボーイミクロ』。
昨日8月17日にNOAが米国での発売日を発表している。
これに引き続き、本日8月18日に日本においても発売日、価格および製品仕様が発表された。
9月13日発売 税込12,000円である。

横101mm×縦50mm×厚さ17.2mm、透過型TFTカラー液晶(バックライト付、5段階輝度調整可)、画面サイズ2.0インチ、スタイリッシュなアルミボディに本体前面フェイスプレートが変更可能とデザイン性は非常に秀でたものを感じる。
ゲ-ムボーイミクロ公式(日本)

注目すべきは、やはり価格だろう。
多くの人が、「一万円程度」と予想していたようで、12,000円という価格は割高だと感じる意見がネット上でも多いようだ。僕も第一印象ではそのように思った。
なにしろ、もう3,000円足せばDSを購入することができるのだから。

しかし、GBAのあれだけの機能を小さなボディにおさめているのである。加えて、軽量性とデザイン性を得るために採用されたと思われるアルミボディだ。コスト的に言って、12,000円という価格は現時点では致し方ないのではないだろうか。

また、北米でのミクロの価格は99.99ドルであり、「日本よりも北米の方が安いのではないか?」との意見も見られた。
そこで任天堂の他の携帯ハードとともに、日本と米国間での価格の差を比較してみた。

現在の日本円の対ドル相場から、レートは約109円としている。
また、日本の表記価格は税込金額となっていることにも注意したい。
以上を考慮し、日本での各ハードの税込み・税抜き価格、および北米での希望小売価格と日本円への換算価格を示したのが次の表である。

機種 上段:日本税込価格
下段:日本税抜価格
上段:米国希望価格
下段:米国換算価格
DS 15,000円 149.99$
14,285円 16,348円
MICRO 12,000円 99.99$
11,428円 10,898円
GBA-SP 9,800円 79.99$
9,333円 8,718円

以上の通り、税抜き価格ベースでのミクロの価格差は、日本が米国よりも530円高いことがわかる。「日本よりも北米の方が安い」という話は確かに事実である。
しかしGBA-SPに目を向けると日米間の格差は+615円となり、ミクロよりも大きい。
なによりDSは、税抜きベースでの差額が▲2,063円、税込でも▲1,348円となる。大幅に日本のユーザーは得をしているのではないだろうか(笑)
そういう訳で、ミクロの価格は個人的には妥当であると僕は考える。

ところで、上のニュースサイトでの記事にもあるようにミクロの発売日の9月13日は、任天堂がファミリーコンピュータで『スーパーマリオブラザーズ』をリリースした、ちょうど20年目の記念すべき日である。
これに合わせて、ファミコンミニ「スーパーマリオブラザーズ」、「ドクターマリオ&パネルでポン」、「マリオテニス アドバンス」の三作品が同日に発売される。

ファミコンミニ「スーパーマリオブラザーズ」がついに再販――「スーパーマリオ」生誕20周年記念タイトルが登場
(from IT Media)

既に今月上旬に告知がなされたのでご存知の方も多いかと思うが、ファミコンミニの「スーパーマリオブラザーズ」の再販決定は本当に嬉しく思う。
なにしろ、一時は中古相場で定価の倍近いプレミア価格で取引されていた本作である。以前に書いたエミュレーターの記事コメント欄でも訴えたことがあるが、需要がある商品を供給するのは当然だと思う。

それにしても歴史的なレトロゲームがかつて発売された日に、今また新しいハードを登場させるとは任天堂もずいぶん粋なことをしてくれる。北米のミクロの発売日は9月19日であるから、敢えて“この日”を選んだのだろう。

最後になったがミクロで注意しておきたいのが、GBおよびGBカラーのゲームは動作しない点である。また、通信を行う際にも専用のケーブルコネクターが必要となる。
購入の際は、留意のこと。

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コメント 2

がはく

為替の関係で米国のほうが1000円ほど安いらしいですな。
あと、なぜにDSの前に出さなかったのかと疑問に。
ちょっと出せばDS買えるし。携帯性重視といわれても・・・。

ファミコンミニの再販は歓迎ですがもっとマニアックなタイトルも復刻を!
「暴れん坊天狗」や「暴れん坊天狗」とか「暴れん坊天狗」を是非!!
by がはく (2005-08-20 21:55) 

loderun

上の表にもありますが、ミクロの国内税込価格と、米国希望小売価格との差は1,102円です。もっとも、日本の価格には消費税572円が含まれていますし、アメリカでも州によっては税が加算されます。同程度とみなして構わないと僕は考えます。
また、ミクロは「大人のゲームユーザー」を想定した商品なので、コンセプトがDSと異なります。問題は、任天堂の思惑が成功するか否かなのですけどね。

あと、「暴れん坊天狗」ってなにげにムズかしくないですか?バカゲーと思ってプレイしましたが、ちっとも先に進めなくて驚きです(笑)
by loderun (2005-08-21 13:30) 

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