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【祝1000号!】 1986年の『ファミコン通信』創刊案内 [日記・雑感]

ログイン通信 1986年6月7日 第15号 (月刊)

 いま、はっきりいって、ログイン編集部は、しこたま忙しい。それはなぜか!!
 知っている人は、知っていると思うが、きっと知らない人はぜんぜん知らないはずの、そーなんです、ログインから新雑誌がドドドドドドドーンと創刊されてしまうのだああああっ!
 その雑誌とは、『ファミコン通信』!! そう、あの人気絶頂の分野にログイン編集部が乗り出したのだ。同業者のみなさん、後発雑誌ですので、よろしくかわいがってくださいね。それからログイン読者のみなさん、エムマガ読者のみなさん、書店でちらっとこのページを見かけたみなさん、ぜひ『ファミコン通信』買ってくださいね。もんのすげー企画ばっかりそろえておりますので、買って損はない、と断言しちゃいます。あっ、忘れてましたけど、完全隔週で、バシバシ迫っちゃいますし、定価290円ですし、とにかく6月6日創刊号発売ですので、よろしく。

*MSXマガジン86年7月号「ログイン通信」より


以上、本日2月1日で通巻1000号を迎えた『ファミ通』の創刊案内を引用させてもらいました。
第1号の発売は1986年6月6日。もう22年近く昔のことなんですね。

ところで、上の告知文でも触れられているように、元々『ファミコン通信』とは(株)アスキーが発行していたPCゲーム雑誌『ログイン』内の一コーナーが独立したものでした。

当時、家庭用ゲームをメインに扱う情報誌と言えば『ファミリーコンピュータマガジン』(徳間書店)を筆頭に、『Beep』(日本ソフトバンク)、『ファミコン必勝本』(JICC出版局)、『ハイスコア』(英知出版)、『マル勝ファミコン』(角川書店)、『ゲームボーイ』(マガジンボックス)などと既に多数の出版社が参入していました。
意外と忘れがちな事実ですが、『ファミコン通信』は家庭用ゲーム専門誌の中では後発だったのです。

しかし、「ニュースのファミ通、攻略のファミマガ」との言葉が示すように、“情報の速報性”に重きを置いた同誌は、新作ソフトをまちわびるゲーム少年たちに歓喜の声で迎えられました。また、名物編集者のクロスレビュー、『ログイン』譲りのおバカな企画、読者ポイントのガバス等の魅力的な誌面作りによって、またたく間に『ファミコン通信』は人気ゲーム雑誌の地位を確立します。

もちろん、近年の『ファミ通』に様々な問題(レビューの質、誤報、特定メーカーへの不自然な配慮)が存在することは承知しています。
ただし個人的には、いまや膨大な量となったゲーム情報を週刊ペースで発信している点に対して、純粋に敬意を憶えますね。

なにより、かつての『ログイン』の悪ノリ(ヤマログとかバカチン市国とか)を知る者としては、20年前と変わらずにバカ4コママンガや習字ネタを掲載し続けている読者投稿コーナーを評価せずにはいられません(笑)。
アスキーの遺伝子、いまだ健在也。


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