マイクに向かって「ハドソン」と叫ぶと何かが起こる！

GAME SIDE (ゲームサイド) 2008年 02月号 [雑誌]

• 作者:
• 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
• 発売日: 2008/01/04
• メディア: 雑誌

ゲームサイド2月号のハドソン特集を読みました。同社のFC作品にクローズアップした良企画です。
『忍者ハットリ君』は3日で100万本を販売しただとか、『ドラえもん』は3人のプログラマーが別々に作ったゲームを一本にまとめたなどと、当時を知るゲームファンなら思わず身を乗り出してしまいそうなエピソードが数多く記されています。『チャレンジャー』の原型となった『暴走特急SOS』が紹介されているのもポイント高し。

ただし、『ロードランナー』と『ナッツ＆ミルク』の発売が84年7月20日と書かれているのは誤りではないでしょうか？（『ロードランナー』は7月31日、『ナッツ＆ミルク』は7月28日）
（08/5/16）　この件についてハドソンに確認しました。詳しくはこちら。
○FC『ナッツ＆ミルク』、『ロードランナー』の発売日について、ハドソンにメールしてみました

また、「『バンゲリングベイ』のイラストは日本で描かれた」との高橋名人のコメントがあります。しかし、元になったコモドール64版の箱絵と違いは無いように思えますね。名人の勘違いなのかどうかはわかりませんが、非常に疑問が残る記述です。


○バンゲリング帝国復興計画
「早すぎた名作」か？それとも「クソゲー」か？
古参ゲームファンの間でも評価が真っ二つに分かれる『バンゲリングベイ』に徹底的にこだわったWEBサイト。攻略情報は必見！



○C64 Longplay - Raid On Bungeling Bay　（from YouTube）
コモドール64版『バンゲリングベイ』のクリア動画｡FC版と異なり、レーダー画面が存在する点に注目｡
エンディングのパレードは笑えます｡


○バンゲリングベイ　（from ハドソンゲームナビ）

>コントローラー２のマイクに『ハドソン！！』と叫ぶと味方を呼び集められる



ちょっと！味方じゃないって！！！！（笑）

いや、マジで公式サイトでこれはまずいでしょ、ハドソンさん…。


○バンゲリングベイの真実　（from execute &h0000）
結論から言うと、このリンク先で紹介されているストーリーは、ケイブンシャが勝手にでっちあげた非公式な設定です。
C64版のパッケージ裏には、「宇宙の彼方の小さな星（on a small planet in a remote corner of the universe）」と書かれています｡つまり、本作の舞台は地球上の異次元空間ではなく、（画面100個分の）一つの天体なのです。
また、80年代当時にロナルド・レーガンの名を冠した空母が登場するのも、アメリカ人の発想からするとありえませんね。（軍用艦船に現職の大統領の名がつけられた例はいまだかつて無い）
つーわけで、間違ってもガイジンさんに「バンゲリングベイの舞台はカリブ海」などと喋らないように。


○ロナルド・レーガン (空母)　（from Wikipedia）
残念ながら4番艦ではありませんが、ニミッツ級航空母艦の9番艦としてロナルド・レーガンは実在します。1998年に起工、就役は2003年。
年代的に、『バンゲリングベイ』と全く関係がありませんね（笑）。


○カセットテープがワカメ
ハドソンつながりと言うことでご紹介。
『チャレンジャー』、『スターソルジャー』、『迷宮組曲』のBGMを作曲されたキノコ国本氏のblog。
楽器屋でバイトしていたところをスカウトされたとのエピソードは、かつてゲーム会社が「ソフトハウス」と呼ばれていた時代を思い起こさせます。
つうか、『チャレンジャー』のSCENE2の曲は大好きですよ！


○ボンバーマン進化(退化？)論　（from れとろげーむまにあ）
ハドソンつながりと言うことで。
家庭用ゲーム機（FC、PCE、SFC）におけるボンバーマン・シリーズの批評。
メガドラユーザーだった僕にとって、PCEやSFCの作品はいまいち馴染みが薄いこともあり参考になります。


（08/1/25）　C64版『バンゲリングベイ』動画へのリンクを追加

コメント 1

＞マイクで味方を呼べる
2コン側が2コンにとっての仲間を呼ぶので、公式サイトの記載は正しいですね。
by とおりすがり (2008-02-07 12:39)