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PS2のホラーゲーム「SIREN」が映画化! [新作ゲーム]

最恐ゲーム「SIREN」を実写映画化

「えっ!?」と思わず、モニターの前で驚きの声をあげてしまいました。
PS2のホラーアドベンチャーゲーム「SIREN」(SCEI)がまさかの映画化です。

プロフィール欄にも書いている通り、僕はこのゲームの大ファンです。
発売は2003年末でしたが、04年に遅れて購入。結論を言うと、昨年にプレイしたゲームの中で最も面白かった作品でした。

「SIREN」公式サイト

0:00 赤い海からサイレンが響き、ひとつの村が消えた。

「SIREN」は、ゲームスタイルとしては“ステルス・アクション”にあたります。
屍人(しびと)の支配する世界へと変貌してしまった村。
『バイオハザード』のように、登場キャラ達は火器で武装している訳ではありません。故に、反撃の手段に貧しいプレイヤー側は、敵に発見されないように行動しなければならない。

そこで鍵となるのが、本作独自のシステム ― 敵の視点を覗くことができる「視界ジャック」です。
この“能力”により、敵に見つからない場所を確保したり、監視の目が離れるタイミングを知ることができます。

―海から響くサイレンに誘われ、人は屍人になる。

まず、ゲームの舞台となる“羽生蛇村”のディティールが素晴らしい。
血の色の水で覆われた棚田、深夜の木造校舎に病院、打ち棄てられた廃屋…。「日本のどこかに今も存在する風景」として、圧倒的なリアリティを見る者に感じさせます。(「SIREN」の製作者は、実際に廃村の取材を行っています。)

さらに、「SIREN」のストーリーを読み解く鍵として「人魚伝説」、「漂着神信仰」、「人身御供」、「常世」といった民俗学的モチーフが登場します。ゲーム全体を通しての土俗的な世界観は秀逸。
これこそ、真の和風ホラーだと僕は思います。

赤い海に閉ざされ異界と化した村で、絶望的な戦いが始まる。

ゲームとしては非常に難易度が高い。
一応チュートリアルはありますが、プレイヤーは(ゲーム中の登場人物同様に)いきなり狂気の村へと放り出されます。初めて本作をプレイした人は、何処に向かえば良いのか判らず混乱したまま、ゲームオーバー画面を眺めていることになるでしょう。
心理的な恐怖に加えて、圧倒的に不利な状況下での孤独感をプレイヤーに感じさせます。

「死んで覚える」タイプのマゾゲーと言われてしまえばそれまでなのですが(笑)、最適ルートを見つけた時の達成感、シークレットを発見した時の驚き、複数の登場人物が織り成す多元的なストーリーは、否が応でもプレイヤーをゲームの世界に引きずり込みます。

「SIREN」は既にBEST化されている上、11月には再値下げされることが決定しています。¥1,800 という値段以上の興奮(そして恐怖)を保障します。

SIREN PlayStation 2 the Best

SIREN PlayStation 2 the Best

  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • 発売日: 2005/11/02
  • メディア: ビデオゲーム

今回の映画化は来年2月に発売予定の「SIREN2」との連動企画らしいですが、ゲーム共々注目しています。






*以下、重要なネタバレを記しています。未プレイの方はご注意ください。(反転表示)

ゲーム版「SIREN」のオチを記します。
羽生蛇村は、天から落ちてきた“来訪神”の呪いを受けた土地です。
今回の異変は、来訪神を現世に呼び寄せ、生贄を捧げることによって罪の赦しを請うための儀式を行ったから。サイレンの音の正体は、“来訪神”の咆哮なのです。
映画では、果たして“来訪神”がどのような姿で描かれるか、期待半分、不安半分です(笑)


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MiLD_GiNGER

SIREN、ちょっと気になっていたゲームです。
1800円なら試そうかなって気になります。
SIRENT HILLとかバイオハザードとか好きなんですよね。
ちょっと毛色が違うみたいですけど、オドロオドロしいの結構好きです。

しかし、最近ちゃんとゲーム終わりまでなかなかできないんですよね・・・。
by MiLD_GiNGER (2005-09-28 00:29) 

loderun

いや、本当にSIRENはおすすめですよ。BEST版を待たなくても、今なら中古で2000円以内で手に入ると思います。
舞台が日本ですので、洋風世界観のバイオハザードとは全く毛色が違いますね。つうか、『サイレントヒル』は僕は未プレイ。
やっぱり日本人なら、和風ホラーですよ!理由になってないかもしれないけど(笑)
by loderun (2005-09-30 00:30) 

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