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あんなに一緒だったのに ― ゲーム千夜一話 ― [レトロゲーム]

【注意】低年齢層切り捨てネタ

かつて戦争があった・・・。

一つのサードパーティーの離反を端に発したNECのコンシューマー市場参入が、ゲーム業界を巻き込む、全面戦争となったのだ。

戦争が膠着状態となって13カ月。 PCエンジンは、コンシューマー市場に甚大な影響を及ぼすCD‐ROM2を切り札に、一強独裁のファミコンのシェアに対し果敢に迫った。
これに対して任天堂は、極秘に開発していた後継機スーパーファミコンを投入、徹底抗戦の構えをとった・・・。

だが・・・、 この一撃が、日本ゲーム史上最大の悲劇の引き金となった。 勝利を焦ったNECはその後も度重なるモデルチェンジを強行。任天堂も一歩も退くことなく、これに応戦。

戦いは泥沼となり、レトロゲーマー全ての故郷である古参メーカー達に致命的なダメージを与えてしまった。300万人を誇ったPCエンジンユーザーのほとんどは失われた。もはや、戦争に勝ちも負けもなかった・・・。
そして・・・、15年の時が流れた
(続かない、たぶん)



昨日の深夜に「機動新世紀ガンダムX」DVDボックスのCMを見て衝動的にひらめいたネタです。月は出ているか?
あ~、時系列や数字は超適当。むしろPCエンジンが「衰退」した原因は90年代中盤に登場したプレイステーション、そしてサターンの32bit次世代機によるものですし。ゲーム不況によるメーカーの統廃合の時期も然り。あとGTが失敗の理由というのはこじつけ(笑)
*「あんなに一緒だったのに」というタイトルを見て、「作品違うじゃん!」という突っ込みを憶えた方へ。かつてファミコンの繁栄に多大なる協力をしながら、PCエンジンのアーキテクチャーを開発し、積極的にソフトをリリースし続けたあのメーカー。今では○鉄とボン○ーマ○の続編しか見るべきタイトルがない状況を思い、悲哀を込めて曲名を拝借しました。

(2005/2/7)ガンダムSEEDの感想を追加しました。よろしければ、ご一読を。
【緊急企画】 いまさらガンダムSEEDを語ってみる


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コメント 2

あぁ、SEED観てないっスからねぇ。
でもアレですよね、PCエンジンといえばコア構想。
何かデッカイ野望を抱えてらっしゃったようですが、自分、最初に買ったモデルがシャトルだったんで始めっから拡張性とは無縁でした。

というか、PCエンジンの最大の敗因はむしろLTにあったんじゃないんですかねぇ。
誰か買った人いるんでしょうか?アレ。
by (2005-02-04 13:09) 

loderun

個人的にはLTやGTよりも「地雷」であったハードはスーパーグラフィックスだと思います。本当は上の記事も、GTでなくスパグラにしたかったのですが、スーファミの発売日と矛盾が出るので泣く泣く廃案にしました(笑)

コア構想ですが、NECの立場としては極めて自然に生まれた戦略だったのではないでしょうか。
なにしろ当時のNECは、事実上の国内標準機である9801を擁したPCメーカーの王です。競合他社が無いのをいいことに、85年に98VMが登場して以降CPUや搭載RAM容量の変更、周辺機器の拡充といったマイナーチェンジを数か月ごとに繰り返すという、まことに豪快な商売でかっぱいでおりました(これはWINDOWS95により存在意義を失うまで続きます)。

ただしNECが間違っていたのは、(多くの人が既に指摘の通り)PCでの方法諭が家庭用ゲーム機で通用すると思ったことです。現在の様にハードウェア技術がある程度飽和しているのではなく、日進月歩で変化していた時代ではなおさらでしょう。しかし、先進的なデザインと数多くの名作ゲームに惹かれたファンは確実に存在しました。スーファミ、メガドラと並ぶ「アナザーワン」として家庭用ゲーム史にその名を刻むべきハードです。

PC98の盛衰についてはDOSゲームの話とからめて、いつか書きたいと思います。
by loderun (2005-02-04 15:59) 

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