偏愛ゲーマー的書評 「超エロゲー」 [レビュー]
80年代前半から現代に至るまでの連綿たる歴史(?)を有する、アダルト・ビデオゲームのレビュー本です。
目次をめくって一発目に紹介されているのが、知る人ぞ知るアタリVCSの奇ゲー『カスターズ・リベンジ』(*注 18禁)だったのは大ウケしました。 (ちなみに、このゲームで空から降ってくるのは落雷ではなく矢ですよ、多根さん!)
『つよきす』とか『Fate』しかプレイしたことが無いような若いゲームファンに、光栄の『ナイトライフ』やエニックスの『東京ナンパストリート』、マカダミアソフトの『177』といった過去の有名作品を知らしめるという意味では、よくまとまった一冊だと思います。
逆に僕は最近のアダルトゲームにいまいち疎いので、『君が望む永遠』や『月姫』のレビューは大いに参考になりました。『CROSS CHANNEL』は是非ともプレイしてみたい・・・と思いつついまだに未入手。PS2版どこかに売ってないかな?
ただし個人的には、“アダルトゲーム通史”的な内容を期待していたこともあり、やや掘り下げが足りない印象です。
特に、ソフ倫発足のきっかけとなった沙織事件に全く触れられていないのは残念に思います。
*この記事は、07年6月16日にmixiに投稿したレビューに加筆・修正を加えたものです。
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