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【海外ネタ】 或るゲームコレクターの日常 [日記・雑感]

当blogでも3月23日の記事で紹介した、ものすごい数のゲームコレクション画像

一体、これほどのゲームを所有するのは、どんな人物なのか?
僕も非常に気になっていましたが、VintageComputing.comが所有者に対して、メールによるインタビューを行っていました!このコレクター氏は、匿名を条件にいくつかの質問に返答しています。

Interview Attempt: (Possible) World’s Largest Video Game Collection Owner

以下、僕の超意訳ですが、インタビューの全文をお届けします。
たぶん大本の意味は間違ってない…はず(笑) 誤まりがありましたら、コメント欄にご指摘ください。
それでは、どうぞ。


インタビュアー : インタビューに応じていただきありがとうございました。多くの人があなたのコレクションの写真を見て、もっと詳しい事情を知りたいと願っています。
まず最初に、あなたは何をして生活しているのですか?
匿名コレクター : 今はビデオゲームを集めることだ。

インタビュアー : あなたは、一体何本のゲームを所有しているのですか?今まで正確に数を数えたことはありますか?
匿名コレクター : もはや自分でもわからない。

インタビュアー : あなたをゲーム収集に駆り立てたものは何ですか?
匿名コレクター : 自分が持っていないものを探し出したいというこだわりかな。他人からすれば“病気”に見えるかもしれないけど。

インタビュアー : 重複している分もふくめて、何台のゲーム機本体を所有していますか?
匿名コレクター : 繰り返しになるが、わからない。もっとも、ダブりのゲーム機はいま処分しているところだ。

インタビュアー : あなたのコレクションで、最も自慢したい点はなんですか?(例えば全てのSFCソフトを揃えているとか、セガサターンにリリースされた全てのRPGを所有しているとか)
また、最もレアだと思う品はなんですか?
匿名コレクター : その問に答えるには、何週間も考えなくてはならないね。

インタビュアー : あなたにとってのゴールは何ですか?例えば、単純に世に出た全てのゲームを集めたいのか?あるいは、ラベルのバージョン違いや、特定のゲーム機やジャンル(RPG、格闘ゲーム)について揃えることか?
匿名コレクター : 自分の“want list”にあるゲームを集め、不要なバージョン違いや重複分を売り払うことがわたしにとってのゴールだ。

インタビュアー : あなたはコレクションを管理するためのデータベースやリストを持っていますか?あるいは、どのゲームがどこに保管されているかがすぐわかるようなやり方でゲームを収納されているのではないでしょうか?
匿名コレクター : 全リストは以前はあったが、今作り直しているところだ。

インタビュアー : あなたのコレクションは、かなり広い収納場所が必要かと思います。現在はどこに置いていますか?地下室ですか?コレクションをどこか別の場所に移したことはありますか?
匿名コレクター : Yes、コレクションがあるのは地下室だ。今までに一度もゲームを他に移したことは無い。

インタビュアー : ここまでゲームを集めるのに、何年くらいかかりましたか?
匿名コレクター : 16年以上。

インタビュアー : あなたよりもゲームを所有しているコレクターを知っていますか?
匿名コレクター : ネットを介しての話だが、2、3人ほど居ると思う。もっとも本当かどうかはわからないけど。

インタビュアー : 写真に写っている子供は、あなたの息子さんですか?もしそうであれば、あなたのコレクションについてどう思っているのでしょうか?お子さんはあなたのゲームで遊ぶことはありますか?
匿名コレクター : その通り、あれは息子だ。彼もゲームをプレイする。息子もゲームを自室に数百本ほど所有しているね。

インタビュアー : 貴重な時間を使ってお答えいただき、誠にありがとうございました。
匿名コレクター : どういたしまして。


…つーわけで、インタビューは以上なのですが、全体的に一行程度の短いコメントばかり。ずいぶん淡白な印象です。
お前、こんなにすごいコレクションを持っているんだから、もっとがっついて語れよ(笑)

そんな感じで、いまいち釈然としない内容ですが、この話にはさらに続きがあります。
上の記事の後、VintageComputing.comは、匿名コレクター氏と親しい友人にインタビューを行いました。

A Better Interview, Starring the Massive Video Game Collection Owner’s Friend

以下、友人が語る匿名コレクター氏の素顔をまとめてみました。

■匿名コレクター氏はカナダ西部在住。年齢は30代中盤。
■結婚して17年になる奥さんと、二人の子供が居る。
■彼はビデオゲームの売買で生計をたてている。平日はネットオークション、週末は蚤の市(フリーマーケット)で活動。
■所有しているゲームは一万本以上。
■主なゲームの入手先は、質屋、古物店、ゲームショップ。
■返答が素っ気なかった点については、「彼は自慢話はしたくないんだ。本当にもの静かで、謙虚なヤツだよ」。
■地下はあくまで収納用スペース。写真に写っている小型テレビはテスト用。ゲームをプレイする際は、地上階にある60インチの大画面テレビを使用する。
■奥さんを含めて、周囲の人間は彼の収集活動を理解しているし、応援すらしている。

ほー、つまり単なるコレクターと言うよりも、ビデオゲームの個人売買のためにあれほど大量のゲームを抱えている部分もあるわけか。例えば日本の古本屋さんでも、店主自身が古書コレクターだったりすることはよくあるからねぇ。
とはいえ、それで生活しているにしても“一万本所有”とは、スゴイよな。


以下、友人氏とのやり取りで面白かったものをご紹介。

インタビュアー : ネット上では彼の尋常ならざるコレクションを見て、彼がある種の精神状態 ― 例えば強迫神経症だとか異常な蒐集欲求など ― を患っているのではないかとの指摘があります。この点についてはどう答えますか?
友人氏 : 人間というものは、己が欲することを成すものだ。ビデオゲームの収集だって、ホッケーカードやボトルキャップを集めることと変わりはない。それが人に幸福をもたらすことこそが重要なのだ。
彼を異常だと言う人はきっと彼に嫉妬しているのだろう。あるいは自分自身がゲーム以外の別のものに対して抱いている欲求を隠そうをしているのだ。正直になろうぜ。

(感想)
いや、トレカやボトルキャップでは収納に地下室ワンフロアが必要ということは無いと思います。やっぱり日本とは住環境が違いすぎるよなぁ。そういえば、アーケード筐体を160台所有している人は普段どうしているんだろう?


インタビュアー : 彼のコレクションで、特に素晴らしいものや珍しいものがありましたら教えてください。
友人氏 : Life cycle社のSNESソフト『Mountainbike Rally/Speed Racer』、Panesian社のゲームカートリッジが箱付き、発売されたばかりのDS Liteクリスタルホワイト。あまりにも素晴らしいものが多すぎて、とても一言では言い表せないね。

(感想)
これは知りませんでした。調べてみた所、『Mountainbike Rally/Speed Racer』は海外スーファミの激レアソフト。また、Panesian社とは香港のメーカーで、かつて任天堂に無許可でNES用の18禁ソフトを3本リリースしたようですね。日本のハッカー・インターナショナルみたいなものか?
あと、Liteを早速入手しているとは、さすが。


インタビュアー : 彼の子供は、父親が大量のゲームを所有していることについてどう思っているでしょう?
友人氏 : 彼の子供はすべてのゲームが好きだし、いずれ彼からゲームを引き継ぐ日が来るのは間違いないだろうね。

(感想)
よし、決めた!
オレもいつか自分の子供ができたら、所有しているレトロゲーム一式を譲ることにしよう。とりあえず、ロードランナーのコレクションとか(笑)


最後になりましたがVintageComputing.comでは、この匿名コレクターさんよりも多くのゲームコレクションを所有する人が実在するのなら、連絡して欲しいと述べています。
つーわけで、もしもゲームを2万本ほど持っているような知り合いが居る方は、是非とも名乗りあげてみてください。


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