NES版任天堂ソフトのパッケージイラストが適当すぎて困る [レトロゲーム]
○Super Mario dies on the cover of his first home console game.
一昨日にTwitterで目にした、「スーパーマリオはパッケージで死んでいた」という画像が面白かったのでご紹介。
この画像、向かって左側がNES版『スーパーマリオブラザーズ』のパッケージなんですけど、確かに言われてみれば、マリオが城砦面のマグマに落ちる瞬間としか思えませんね(笑)。
○Nintendo Entertainment System - Wikipedia
ここで、海外仕様ファミコンのNintendo Entertainment System(NES)について簡単に解説。
NESがアメリカに上陸したのは1985年末。ニューヨークでの試験販売を皮切りに、翌86年には全米へ販路を拡大していきます。
そして上に挙げた『スーパーマリオ』のようなドット絵イラストが描かれているパッケージが、この頃に発売された最初期のNES版任天堂ソフトの特徴です。黒を基調とするデザインから俗に「ブラックボックス」と呼ばれており、合計30タイトルが存在します。
んで、この「ブラックボックス」に描かれているイラストなんですが…
少々どころか、かなりおかしいものが含まれているんですよ。
以下、変なイラストのNES版任天堂ソフトをざっとピックアップしてみます。
■(左)『マリオブラザーズ』 (右)『ドンキーコング』
赤くないマリオ、二連発。
マリオが任天堂の看板キャラとなる前は、こんなのでもオッケーだったんですね。
■(左)『バルーンファイト』 (右)『ピンボール』
「そこをパッケージにするのか!」とツッコミたくなる二本。
これ、どちらもボーナスステージを基にしたイラストなんですけど、ゲーム内容を誤解したユーザーからクレームが来なかったのか心配になります。
■『マッハライダー』
いくらなんでも道路が狭すぎ。田舎のあぜ道か?
■『サッカー』
いやいや、なんで帽子かぶってるんだよ?小学校の運動会じゃないんだから。
ドラゴンボールの五星球みたいなサッカーボールも、いい味出してます。
■(左)『レッキングクルー』 (右)『ドンキーコングJr.』
これはひどい。
やる気が感じられないマリオ、目つきがいっちゃってるジュニア。どちらも、わざとゲームに似せないよう努力したとしか思えません。
というわけで、日本では馴染みの薄いNES版任天堂ソフトのパッケージイラストは如何だったでしょうか?
映画『シュガーラッシュ』ではクッパのコーヒーの飲みかたまで細かく指示した任天堂も、昔はかなりユルかったんだなあと感じさせられます。
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(参考リンク)
○Collecting NES Black Box / Sprite Art Games
*「ブラックボックス」の画像は上記WEBサイトより引用させていただきました。
(関連記事)
○ファミコン、AVS、そしてNintendo Entertainment Systemへ
○ファミコンが存在しなかったかもしれないゲーム史
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