アタリ40周年 [日記・雑感]

○Iconic video game company Atari reaches 40th anniversary (Examiner.com)
○[海外ゲームニュース]紆余曲折を経てここまで来ました。Atariが40周年を迎える (ファミ通.com)
今からちょうど40年前の本日、1972年6月27日。
米国カリフォルニア州サンタクララで世界初のビデオゲーム会社――アタリが誕生しました。
うん、まあ実を言うと、今朝にTwitterのアタリ公式アカウントを見て気付いたのですけどね(笑)
とはいえ、“ビデオゲーム産業の開拓者”たるアタリが設立40周年を迎えたと聞いては、一人のゲームファンとして居住まいを正される思いがするのも、また事実であります。
アタリに関するラフな説明は、日本語版wikipediaのアタリ(企業)の項を参照頂きたく思います。
初めて商業的に成功した業務用ビデオゲーム「ポン」、“ファミコン以前”に一時代を築いた家庭用ビデオゲーム機VCS、そして「ブレイクアウト」「アステロイド」「センチピード」「ミサイルコマンド」など数多くの名作ゲームを生み出しました。
そのゲーム史上の功績は枚挙に暇がありません。
ただし会社組織としてのアタリは、1983年のビデオゲーム市場崩壊における最大の犠牲者となり、84年に家庭用部門、85年に業務用部門が分割売却されてしまいます。
その後の紆余曲折を経て2012年現在、アタリを名乗っているのはかつての家庭用部門の末裔です。そして、業務用部門を受け継いだミッドウェイゲームズは2009年に破産し、その権利はワーナーが取得しています。
とはいえ、“アタリ”こそがビデオゲームの代名詞であった時代が過去に存在したことは、紛れも無い事実です。
幸いなことにアタリのビデオゲームたちは、現在でも家庭用機の配信サービスやスマートフォンアプリを利用して遊ぶことができます。今宵は是非とも、アタリのゲームをプレイしながら、その偉大な歴史に思いを馳せるのも一興ではないでしょうか。
*上のyoutube動画に登場するビデオゲームは次の通り。
1:38 業務用「ポン」を囲んで。左からアタリの共同設立者テッド・ダブニー、“ビデオゲーム産業の父”ノラン・ブッシュネル、経理担当のフレッド・マーレンシェイク、「ポン」開発者アラン・アルコーン。
1:43 業務用「ポン」 (1972年)
1:52 ブッシュネルと家庭用「ポン」 (1975年)
1:58 「タンク」 (1974年)
2:03 「アタリ・フットボール」 (1978年)
2:10 「アステロイド」 (1979年)
2:17 VCS「エア・シー・バトル」 (1977年)
2:24 VCS「スペースインベーダー」 (1980年)
2:38 VCS「アウトロー」 (1978年)
2:54 「センチピード」 (1981年)
2:56 「テンペスト」 (1981年)
2:58 「アステロイド・デラックス」 (1981年)
3:12 VCS「ミサイルコマンド」 (1981年)
3:14 VCS「ウォーロード」 (1981年)
3:28 400/800「スターレイダース」 (1979年)
"HAVE YOU PLAYED A ATARI VIDEO GAME TODAY?" pic, courtesy of @blastAgain
グラビターこそが至高。
アタリ最高。
by 名無ぬ (2012-06-29 15:09)