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MSX版ロードランナー・コンストラクションコンテスト [レトロゲーム]

「ロードランナー・コンストラクションコンテスト」は、85年~86年にMSX版ロードランナーの発売元であったソニーによって開催されました。
元々、84年に発売されたROM版ロードランナーは自作面を作ることができません(DISK版は可能)。
しかし翌85年発売の『ロードランナーII』で、晴れてコンストラクション機能が追加されました。ソニーは同作品の販促活動の一環として、コンテストを行ったものと思われます。

応募締め切りは86年2月末。そして同年6月発売のMSXマガジン32号において、審査結果が発表されました。
応募総数158作品。その中から合計24名の方が入賞者として名を連ねられています。

しかし非常に残念なことに、Mマガ誌上には入賞作品のうちわずか3作品しか肝心のゲーム画面が掲載されていません。僕が知る限り、コンテストの結果を取り上げた媒体は他に存在しないと思います。
おそらく今となっては、ソニーにも当時の記録は残っていないであろう「ロードランナー・コンストラクションコンテスト」。本日のエントリーでは、その知られざる入賞作品をご紹介させて頂きます。

尚、実際のMマガ誌上には各作品を投稿された方のフルネームおよび都道府県名が記載されていますが、個人情報保護の観点から本稿では割愛させていただきます。



デザイン賞
lrcc1-1.jpg

エディット画面 (別窓で開きます)

デザイン賞には合計5名の入賞者の名前が挙げられていますが、Mマガにはそのうちの一作品しか掲載されていません。
見ての通り、MSX100万台記念のマークをモチーフにした自作面です。

脱出不可能な落とし穴が存在するため、見た目の印象だけでプレイすると痛い目に遭います(笑)。
Mの字の上に居る2人の番兵の頭の上を通過する際には、ちょっとしたコツが必要となるでしょう。Sの字の中への進入方法が判れば、解法は見えてきます。



優秀賞
lrcc1-1.jpg

エディット画面 

優秀賞には合計3名の入賞者の名前が挙げられていますが(以下同文)。
ずらりと並んだ金塊に目を奪われてはいけません。攻略の鍵となるポイントを見極めましょう。そして、番兵の誘導が非常に重要なステージです。
ただ、運に左右される要素があるのがちょっと辛い。



最優秀賞
lrcc1-1.jpg

エディット画面 

・・・すみません、僕には解けません。
Mマガのコメントにも、"トリックのうまさから、クリア不可能かと思われたが、ソニーの最高メンバーの手によってクリアされた"とあります。個人的に多段時間差掘りは超苦手なことに加えて、中央下段の金塊3個を納めたブロックをどう対処すればよいのか全く思いつかないのです。
というわけで、「こんなステージ、全然余裕!」という方がいらっしゃいましたら是非ともアドバイスをお願いします。

どうでもいいけど、"ソニーの最高メンバー"ってどんな人なんだろう?
せっかくだからこれを機会に、「実はソニーにはロードランナー名人が存在した」という伝説を是非とも世に広めたいところです(笑)。


(関連記事)
魅惑の「和製ロードランナー」展覧会
コンパイル・仁井谷社長の『ロードランナー』オリジナル面
タグ:ゲーム
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Thunderbolt

うーーん、難解です。
機種ごとにタイミングや敵のアルゴリズムが違うので確実なことは言えませんが。

以下は私の推測です。
中央下段の金塊3個は自キャラ単独では無理っぽいですね。
多分、中央下段のブロックの側面を敵が落下中に、バーを利用して、「頭ごなし(落下中の敵の頭を足場にして移動する)」で掘っていくのでしょう。
ただ、金塊を取った後「頭ごなし」を2回使わないと上へ戻れないのは辛そうです。
by Thunderbolt (2009-05-04 01:09) 

loderun

僕も番兵を使う方法は真っ先に考えてみました。
Thunderboltさんの手順ですと、△型に並んだ3個の金塊のうち、一度に一つしか取ることができないのではないと思います。そして、番兵を最下段に落としてしまうと、復帰させることは不可能になってしまいます。
by loderun (2009-05-04 12:07) 

Thunderbolt

あっ、スミマセン間違ってました。
左下隅のレンガはバーがあって掘れませんね A^^;

△型に並んだ3個の金塊を一度に取るには、△型の中央のレンガを壊さないといけないですし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません、僕にも解けません OTL

by Thunderbolt (2009-05-04 19:31) 

maclr

lode runner の記事を検索してて辿り着きました。書き込んじゃっても
良いですか?

中央下の三つは最後に敵を利用して取ることができるのを確認しました。
深い所に埋まった敵は、下が空いていれば死なずに下に落ちるという
msx 版の独自仕様を使います。脱出も、一匹の敵の頭で二マス分飛ぶ
ので、他機種じゃ無理ですよね。

でわ、失礼しました。
by maclr (2009-08-12 00:19) 

loderun

はじめまして。Lode RunnerOnlineのmaclrさんでよろしかったでしょうか?

最優秀賞面の解法については、実は僕もこの記事を書いた後に自力で思いつくことができました。ロードランナー2の"逆さLOVE面"で必要なテクニックですね。本文の方に追記してなくて、誠に申し訳ありません。

ただ、画面左右の多段時間差掘りに関しては、やはり僕の腕前ではムリです(笑)
by loderun (2009-08-12 20:24) 

maclr

> Lode Runner Onlineのmaclrさんでよろしかったでしょうか?

そうです。loderun さんのこのブログに出てるのを見つけて、この記事も
読みました。宜しくどうぞ。

> "逆さLOVE面"で必要なテクニックですね。

さすが、その通りですね。多段時間差堀りですが、実際に難しいのは
右の一つだけですよ。きっと直ぐにできます。

ところで「魅惑の「和製ロードランナー」展覧会」という記事の方で質問が
あるので書き込ませて頂きます。宜しかったら見て頂けると。
by maclr (2009-08-13 01:36) 

Mura

古い記事のコメント失礼します。LR関連の優良サイトを探している者です。
MSX版は持っていませんでしたので、非常に関心を持ちながら読ませてもらいました!
サイトコンテンツ作成資料の参考にしたいのですが、ブログのリンクを貼るのはかまいませんか?(引用はしません)
by Mura (2013-04-21 18:44) 

loderun

返答が遅くなり失礼しました。わざわざコメントいただき、ありがとうございます。
当blogへのリンクはもちろん、引用につきましても、出所を併記いただけるのでしたら全く問題ありません。
別記事で、国産ロードランナーのパッケージも取り上げています。よろしければそちらもご覧頂ければ幸いです。
http://loderun.blog.so-net.ne.jp/2006-02-23
by loderun (2013-04-26 20:35) 

Mura

どうもありがとうございます。MSX-LRについての参考リンクにさせて頂きますが、更新はまだ先になりそうです。
それにしても随分お持ちなんですね。ちょっと驚きました。

これからもちょくちょく覗きに来ます!
by Mura (2013-04-29 23:18) 

maclr

どうも、五年ぶりに失礼します。

優秀賞の面ですが、やはり「運に左右される要素がある」のは気に入らないので、右下の窪みの上の金塊を敵に取らせないように、ついでに一度も敵を殺さないようにして、クリアできることを確認しました。

ときどき思い出しては色々な Lode Runner をプレイしています。
by maclr (2014-08-17 20:32) 

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