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雪山サバイバルADV? PS『アコンカグア』 [レビュー]

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先日は日本海側を中心に大雪に見舞われた感じの日本列島ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
こう寒い日が続くとやはり気分的に、冬っぽいゲームを遊びたくなってきます。

・・・え?別にそんな気分になりませんかそうですか(笑)。
などと強引な前フリはさておき、せっかくだからと数年前に新品で投げ売られているところを確保していたPS1ソフト『アコンカグア』を引っ張り出してプレイしてみました。


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(ストーリー)
戦慄のサバイバルアドベンチャーが今、始まる。
南米最高峰「アコンカグア」に事故で墜落した旅客機から奇跡的に生き残った5人の乗客。絶望的な状況の中、生きて下山することを決意する彼らの前に立ちはだかる自然の脅威・・・
さらに、謎の武装集団が彼らの命を執拗に狙う。乗客たちは果たして、このアコンカグアから生きて下山できるのか!?


『アコンカグア』は2000年にSCEから発売されました。ジャンルとしては画面内をカーソルで指定して謎を解いて行く、クリッカブルタイプのアドベンチャーゲーム。
作中では架空の独立国家メルーザが舞台となっていますが、タイトルにもなっている「アコンカグア」は南米アルゼンチンに実在する山です。



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プレイ画面はこんな感じ。
一見すると三人称視点のアクションゲームっぽく見えますが、プレイヤーは自分のキャラクターを直接操作することはできません。画面内をカーソルで指定するとその箇所に応じて自キャラは移動したり、他のキャラと会話したり、イベントが発生したりします。(SFC『クロックタワー』で使われていた手法と言えばわかりやすいでしょうか?)



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飛行機の墜落から生き残った生存者たちは5人。ただし、プレイヤーが一度に操作することができるのはそのうちの1人です。
生存者たちには、それぞれ固有のスキルがあります。例えば主人公格のカトウは登山技術、アメリカ人ジャーナリストのジュリアは格闘術、メルーザ人のパチャママは現地語を喋ることができるといった感じ。
場面に応じて、キャラクターを切り替えながらゲームを進めていかなければなりません。
古くはファミコンの『マニアックマンション』あたりに見ることが出来る、非常にクラシカルなゲームシステムと言えます。

ただしこの『アコンカグア』に関しては、(『マニアックマンション』のような一つの広大なマップではなく)比較的小さなマップから成るステージを順番にクリアしていきます。
キャラが特定の行動を起こすポイントは限られており、複雑な謎解きもありません。ゲームに詰まる箇所はほとんど無いと思います。



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んで、"冬っぽいゲームを遊びたい"との動機で始めたはずなんですが、南米最高峰の雪山に墜落した割にはあまり「自然の脅威」を感じなかったり、終盤は敵の軍施設が舞台になってしまったりと、いまいち納得がいかないストーリー展開でした。
あれー?(笑)

ところで上でもちょっと触れましたが、この「複数キャラクター選択式」かつ「クリッカブルタイプ」のADVは、作品数こそ多くないものの昔から存在します。
しかし現在では、据置機やPCゲームではほぼ絶滅してしまいました。率直に言って古臭いシステムですからね。(かろうじて、ニンテンドーDSで命脈を繋いでるかな?)

とはいえ一人のレトロゲーマーの意見としては、"アドベンチャーゲームが辿って来た道"を知っておくのも悪くないと思う。
おそらく中古コーナーを探せば、数百円で入手できるこの『アコンカグア』。名作でも佳作でもないけれど、話のネタにプレイしておくのもまた一興ではないでしょうか?
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コメント 1

zentaroh

冬っぽいといえば「パンツァーフロント」の東部戦線マップなんかもお薦めです
by zentaroh (2009-02-02 16:30) 

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