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コンパイル・仁井谷社長の『ロードランナー』オリジナル面 [レトロゲーム]

「起業と倒産の失敗学」とコンパイル風の設計1
「起業と倒産の失敗学」とコンパイル風の設計2 (from こどものもうそうblog)

大ヒット落ちものパズル『ぷよぷよ』の生みの親、米光一成氏のブログより。
実際にコンパイル内部にいた氏の経験に基づき、“社長にイエスとしか言えない状況が作られていた”ことこそが、同社の最大の失敗であると指摘されている。

確かに、「イエスマンばかりの会社」が凋落するという話は、どこの世界でもよく聞く話ではある。
ただし米光氏が述べられているように、そもそもコンパイルの一時的な成功自体が、仁井谷社長の“常識では考えられない経営戦術”によってもたらされたものだったわけだ。
倒産への道は必然であったということか。


…などと堅めの話はこれくらいにして、と。
やはりMSXユーザーであった者にとって、コンパイルは忘れがたいメーカーの一つでしょう。
ディスクステーションに『魔道物語』『アレスタ』『ガーディック』などの名作STG。
また、名前こそ表に出ていませんが『スターブレーザー』『チョップリフター』『テグザー』『ゼビウス ファードラウト伝説』とコンパイルが移植を担当した作品は意外に多かったりします。

そんなコンパイルのゲームですが、やはり個人的に思い出されるのはソニーより発売された『ロードランナー』です。続編の『ロードランナーII』『チャンピオンシップロードランナー』も含めて、実はコンパイルの移植です。

さて、以前のロードランナー特集の記事でも書きましたが、このMSX版には他機種に存在しないオリジナル面が収録されています。




上の画像は、ディスク版のクレジットですが、オリジナル面の考案者の名前が記されています。んで、一番上に注目していただきたいのですが、“M NIITANI”の名前が見てとれますね。これは明らかに、コンパイルの仁井谷正充社長(当時)のことでしょう。

調べてみたところ、“M NIITANI”名義のオリジナル面は、『ロードランナーII』の23面、24面。そしてディスク版『ロードランナー』の151面、および163面となります。
このうち、『ロードランナーII』24面とディスク版の163面は全く同じですので、合計3ステージ分が仁井谷氏の作となるわけです。

果たして「猪突猛進的」な経営者であったとされる仁井谷氏のオリジナル面はどんな代物なのか?やはり性格を反映して、走りに走りまくるようなステージデザインだったり?

そんなことを考えながら、“社長面”を実際にプレイしてみました。






■『ロードランナーII』 23面

右下がりにずらっと並んだ金塊が目を惹きます。
このステージのキモは二人の番兵をおびき出すことですね。ちょっとしたコツが必要ですが、わかってしまえば簡単。
最終的には、番兵を閉じ込めてしまうことになりますので、見かけの割に退屈なステージかも。







■『ロードランナーII』 24面

見事な若葉マーク。上に書いた通り、ディスク版にも収録されています(163面)。
この手の「最初にデザインありき」な面は結構好き。ちなみにスタート直後、すぐに右へ走らないと死にます(笑)
この面をクリアできるのなら、『ロードランナー』の初心者マークは卒業という意味なのかな?






■ディスク版 151面

左右対称面。一見しただけでは、クリア不可能?
まずは色々試してみましょう。最後に取るべき金塊は決まっています。判ってしまえば、「な~んだ、そういうことか」という典型的なステージ。



そんな感じで、コンパイル元社長の仁井谷氏が考案したオリジナル面をプレイしてみたわけですが、意外にも(?)はたと考えさせられるデザインなんですよね。

たったステージ3つだけで判断するのは強引かもしれませんが、まさに自身の考案した『ロードランナー』のオリジナル面のように、仁井谷社長も “猪突猛進だけでは物事はうまくいかない”と気付くことができれば、コンパイルも倒産することはなかったのではないかと思いました。

…いや、ホント強引すぎる結論ですね、我ながら(苦笑)



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byturn

M NIITANIさんが151から163までの13面全てを作ったんじゃないでしょうか。
by byturn (2021-12-19 14:02) 

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